令和7年7月26日(土)、北海道生活科・総合的な学習教育連盟の第33回全道夏季研修会がオホーツク地区主管で開催、全道から多くの連盟会員が参集・オンラインの形で参加しました。
※夏季研修会における講演資料、全道大会検討指導案などの資料は、会員限定ページに掲載しています。
◆開会式

司会進行 大垣 正紀 先生(網走市立白鳥台小)
会の司会進行はオホーツク地区生活科・総合的な学習教育連盟の大垣先生が務めました。

開会挨拶 道連盟 加藤 秀樹 委員長
主管のオホーツク地区への謝辞ともに、夏季研修会の意義、学会誌の紹介がありました。
◆講演会

講師紹介 オホーツク地区生活科・総合的な学習教育連盟 大西 篤 会長
オホーツク地区生活科・総合的な学習教育連盟の大西会長による講師の紹介。

講演 北海道大空高等学校長 大辻 雄介氏
北海道大空高等学校 学校長 大辻 雄介 氏(総務省地域情報化アドバイザー/スタディサプリ数学講師)による講演「越境と探究 ‐ 主体性を育む ‐」。
〔参会者からの質問〕
■「探究」に力を入れる高等学校が、令和になってからずいぶんと増えているように感じています。(総合型選抜の影響も大きいのでしょうね)平成10年の総合的な学習の時間の創設以来、「探究的な学習」の授業研究に取り組んできた我々にとっては、嬉しいことです。現在は、様々な民間の力も参入して、学校現場での探究を支える状況が増えてきました。その一方で、外部任せになってしまうことで、教師自身の「探究設計力」が十分育っていないのではないかと感じることも多くなりました。そこで、大辻校長先生が必要と考える「自校の教師が身に付けるべき探究に関する指導力」を教えていただきたいです。
■紹介いただいた生徒の発表から、意義や価値を実感し自分の言葉で語る自信に満ちた様子が伝わってきました。探究は学校全体で進めていくことが極めて重要だと思っていますが、その際、効果的な学校組織の構築に関して、具体的に工夫されていることなどがあればご教示いただければ幸いです。
■「探究が主体性を高める」とのお話に全く同感です!「実践」を伴う探究活動こそが、真の主体性を生徒に育むことになると思いました。「実践」は成功が約束(段取り)されたものではなく、試行錯誤を伴うものだったり、多様な立場や異質な考え方を相手にするようなものだったりすることが重要だと思いますが、大辻先生はどう思われますか?
◆実践交流・演習
生活科の内容⑹「自然や物を使った遊び」の場面を「いい大人」が追体験!短い時間ながらも、たくさんの気付きや工夫、試行錯誤が見られました。









〔参会者の感想(抜粋)〕
■きれいなものを作りたい、それができたらもっとこうしたいと発展していくことを体感しました。
■沢山の素材見るだけで楽しいですね。自分はゴムで物を飛ばすおもちゃ作りをしてみました。どうやったら安定して飛ばせるか試行錯誤しました。
■子供たちが時間が足りないという気持ちがわかった。試してみて、考えてこうしたいと思った時に終了となったので、十分に活動に触れさせる時間の確保の大切さを強く感じた。また、子どもたちは材料のどこに注目するのかを考えることができた。周りの活動からヒントを得られた。
■「自由に作ってよい」という教育を受けてこなかった自分に気づきます。楽器(琴)を作る。綺麗に音を出すこと。に夢中でした。
■何を作ろうかなかなか決められなくて、他の人の活動を参考にしようと考えました。また、最初は遊び道具を作る事が目的でしたが、段々と作る過程が楽しく感じるようになりました。
■正解は何なのか、何を求められているのかを考えながら活動していました。子ども達も教師の求める正解を探りながら活動する節もあるのかなと振り返りました。
■ギターが好きなので、紙皿を使って作ってみようと思いました。紙皿1枚に切り込みを入れてそこに輪ゴムをいれて作りましたが、紙が柔らかいのでうまくできませんでした。そこで、紙皿を何枚も重ねてみると、どうにか固定できるようになりました。ゴミを弾くといろいろな音が聞こえてうれしかったです。
■失敗することにより、試行錯誤が生まれ、気づきの質が高まると思いました。また、失敗することにより、周りがどのようにしているのかが気になり、参考にできることを探しました。
■同じ素材に興味をもっていると、こうしよう、ああしようと色々な思考が見られたと思います。
■以前、子供に作ってみようと活動した物を作成してみました。子供が作ってみようと思ったものを一度作ってみるのは大切だと思いました。
■団扇を見つけたので、なにか浮かせたいなと思ったのですが、意外と1人では浮かすことができないことに気づきました。話をしていて、大人数であおげば浮くのでは?ということを聞きゲームになりそうだなと思いました。
■はじめは「遊んでください」と言われて,とても困りました。どうしようかな…と思っているとお隣にいた先生がスプーンを取ったときに聞こえた音がすごく好きだったので,せっかくオホーツクに来たのだから海の音を作ろうと思いつきました。こんなふうに,はじめは困っていても何かがきっかけで好きやひらめきを見つけて自分なりにじっくりと楽しむ子がいるのだと実感しました。
◆道大会(釧路大会)の指導案検討
| 単元名等 | 授業者 |
|---|---|
| 1年生活科 「秋の附小の森」― 附小の森 はかせになろう!― | 清水敬太 教諭(道教大附属釧路義務教育学校) |
| 3年総合的な学習の時間 「厚岸じまん発見隊」 | 工藤 崇之 教諭(厚岸町立真龍小学校) |
| 5年総合的な学習の時間 「未来へ受け継ぐ 釧路湿原」 | 中村 亮太 教諭(釧路町立別保小学校) |








◆閉会式



閉会式では、オホーツク地区 大西 篤 会長からの挨拶に続き、この10月3日(金)~4日(土)の日程で開催される「北海道大会」を主管する釧路生活科・総合的な学習教育研究会 照井 貴幸 会長(釧路市立朝陽小)から「研究会の生命線は研究。研究という絆でこれからも会員の皆さまとつながっていきたい」との力強い挨拶をいただきました。次は、さらに多くの皆さまと「大地と海の出会う街 釧路」でお会いしましょう。

